塩屋正晴(1級印章彫刻技能士・1等印刻師)

はんこ屋は沢山存在しますが、金沢、石川県内で実際にはんこを彫れる方は何人いらっしゃるかご存じですか?
何を基準にその店がはんこ屋なのか・・・街中やネットショップでは星の数ほどございますが、 印章店は特に資格がなくても誰でもできるわけです。思いついた今日から「あっ!そうだ!ハンコ屋をやろう」と思って実行に移せばこれをご覧になっている、貴方も今日からはんこ屋になれます。ただ、開店して○○印房とか看板を掲て実際にお客様がご来店したとしても、こまる事が発生します。それは簡単です、徹夜で頭にいれた知識はあっても、【はんこを彫る技術】がないという事です。 技術は1日ぐらい徹夜してもとうてい身につくものではありません。(何の技術にしてもそうですよね) ところが、どうでしょう・・・? 特に、ネットで【はんこ】と検索してみてください。ものすごい数の店が表示されませんか? もちろん、この中には何代にもわたる店もあれば、昨日、今日、脱サラで開店した印章店もあるはずです。そんな形で開業された印章店は、1、フランチャイズに加盟する。2、下受けに仕事を出す。3、自力で設備投資レーザー彫刻機(ロボット)ではんこを作成する。おおかた、この3つにわけられます。ただ、ここで注意していただきたいのは、1、2、3、のどれであっても、できたものをそのまま右から、左に販売するだけのことです。(ハンコを彫る技術を取得していないので、それはそれでいいのですが・・・・)つまり、最初に戻りますが、街中で「実印○○分でできます!」とか、ネットで「印鑑当日発送!」と謳っているのは程んどこの形態です。私が見ても「そんな値段じゃ無理、無理!(笑)」って感じです。こういう業者が作成するはんこは、市販で販売されているような仕事(みんな同じ)なので、「安い!」と思って特したと思っても、見た目が同じはんこが、出回っているという事です。そこで、ネットや街中でも、もし印鑑をどこで購入しようか迷われた時には下記の事を参考にしていただければ、何かの役に立つと 思いますよ。
 



石川県の代表として手彫り印鑑の全国大会に出場しました


わざとらしくハンコを彫っているマネをしている写真はネット上には沢山ありますが、いかがでしょうか? 上記のような実際の大会風景の写真をご覧になった人は少ないのではないでしょうか・・・? これは主に千葉県幕張で開催される全国技能グランプリという1級技能士取得者が参加資格の全国大会での写真です。 
各県の1級技能士で、実際に手彫り印鑑ができる事が条件付の国内最高水準の厳しい大会なのです。制限時間をあたえられ、課題を彫りあげるわけですが、 出場した人でなければ解らない独特な雰囲気があります。ネットではサムエなどを着て、ハンコを彫るポーズをプロの写真家に撮ってもらった写真が山ほどありますが、(笑)別に服装にこだわらなくも、印艦は彫れるんですよ。つまり、本物の手彫り彫刻とはカッコをつけなくても彫れる人は彫れますし、逆にカッコをつけても 
 実力のない人は彫れません。ただ、ネット上では【それらしく見せる】方が重要なのかもしれませんね・・・・(笑) 
~第23回大会(平成17年)4位【敢闘賞受賞】~第24回大会(平成19年)2位【準優勝受賞】~ 


石川県で数人しかいない1級印章彫刻技能士です


一般のかたにとっては「印章店の看板をかかげていれば、どこも同じだろう?」と 思われているかもしれません。大変失礼ですが、それは大きな間違いです。 
 と いうのも、私達の業界には厚生労働省認定の検定試験があるからです。この検定というのは学科(印章の歴史や知識の筆記試験)と実技(会社で使用する二重丸のハンコを制限時間内で手彫りする)をクリアーしなくてはいけないのです。 
実際、石川県内で1級印章彫刻技能士を取得しているのは私の知る範囲でも、10人に満たないかもしれません。 
つまり、お客様がハンコの注文をなさったとしても、印艦を手でほる技術のある印章店は、ごく僅かだという事です。 
金沢市内でも時間制限や激安を謳ってる業者は、ほとんどがロボット(人の手を加えない)厳密にいえば手を加えようにも、彫刻刀をあつかう技術が皆無なので出来あがってしまう印鑑はどこで注文されても同じ物になるわけです。私から簡単な事をお聞きしますが、「ハンコを彫っているハンコ屋って実際に見た事がありますか?(笑)」 
それだけ彫れる人が少ないという事なのです・・・・ 
もちろん、印艦をどこで注文しようが、貴方の勝手でしょうし、「とにかく、1円でも安すければ良い!」と いう考え方もあります。 
ただ、一言いわせてもらえば、貴方が世界で1人しか存在しないのに、そのハンコは全国に出回っている既成のハンコと同じような物になってしまう 
かもしれないという事です。(ナガレ作業・カタにハマった印鑑になる意味です) 
繰り返すようですが、彫刻刀で印鑑を彫る技術がなければ、オンリーワンの印鑑にする事は無理なのです。


石川県で二人しかいない1等印刻師です


石川県内の取得者は2人だけ。全国的にみても100人にも満たない印章業界では貴重な称号です。また、上記の1級印章彫刻士とこの両方の取得者となると極々僅かです。競技会の作品も数々の受賞をいただきました。
彫刻者がお客様に対して型にはまった印章を一方的に勧めるのではなく、お客様がイメージされる印鑑により近づけるように高度な彫刻技術でオリジナリティ高い印鑑を彫らせていただきます。


横浜の技能コンクールで優勝


横浜での修業時に当時 関内石の広場で多業種が集まっての技能コンクールで受賞しました。
時間制限があり大勢の人前での実技なのでとても緊張しながら無我夢中で彫った事を覚えています。
今想えば懐かしい限りです・・・当時、大会でお世話いただきました皆様に心からお礼申し上げます。


グッドスキルマーク認定

厚生労働省が技能検定制度に合格した一級技能士等(特級技能士、一級技能士、単一等級の技能士)が製作した製品であることを示すマーク「グッドスキルマーク」の認定しました。一級技能士等が持つ熟練の技能を活かした製品等「グッドスキルマーク」の表示を認めることで、優れた技能によって製作された高付加価値の製品であることを国内外の消費者に向けてアピールし、ものづくり日本の再興と、熟練技能の継承を図ることを目的としています。
出典:厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199095.html

印章業界では最初の認定店です


                ものづくりマイスター認定

厚生労働省が若年技能者の技能の向上、技能振興機運の醸成等を図ることを目的とし優れた技能と経験を持つ「ものづくりマイスター」が、中小企業や教育訓練機関の若年者に対して実技指導を行い、効果的な技能の継承や後継者の育成を行う事業を柱としています。また、小中学校等での講義や「ものづくり体験教室」等により、ものづくりの魅力を発信しています。
出典:技のとびらホームページ (http://www.waza.javada.or.jp/monodukuri/
(平成17年12月に金沢市兼六小学校へ篆刻(石のはんこ)の実技指導に伺いました。 とても喜んでいただけたのが印象的でした。)


技のとびらで紹介されました。